旧年になるが、能 登の帰りに金沢を歩いた。晩秋を飛び越し、すでに冬であった。北陸の気候ではさして珍しくもない。兼六園の雪吊りの唐崎松が枝を震わして雪を待っている。 湿った雪は金沢といわず北陸の特徴である。雪吊りは重い雪から木を守る金沢の智恵…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。